昭和八十八年四月二十九日

 恥の多い日記です。前回の日記も前々回の日記もさらに過去の日記も見返したくも無い。結局、皆、精一杯生きているんだからだらだら生きている私なんかに構っている暇などあるわけない。一回やってダメなら二回やって、二回やってダメなら四回やって、などというナニクソ根性が自分に足りないだけの話なのである。二十七にもなって猪木の詩集をデカフォントで引用する精神が情けない。
 あらゆる日常は奇跡の成立過程である。