気狂い日記vol.3

最近は境地に度々行くことがあり、外出してどんな人間を見ても「奴は灰になる。奴も灰になる。日本は火葬が主流だから。あの犬は灰にならずに土の中で微生物に食われる」などと闇みたいなことを考えているのだが、そんなことを考えて歩いていたら、電柱に当たってしまって鼻をぶつけて鼻血を出してしまうという間抜けなことをやってしまった。そんな闇みたいな状態でバイト先にふらふらと到着した。鉄分不足でどうしようもない。
今日はサンデーということで非常に客が多かった。昨日の流行らない店がうらやましくてしょうがない。昼時は肌着だけを着た家族連れがやってきたり、般若のような顔をした婆が五人くらいでやってきたりと相変わらずなカオスに陥っていた。そんなときだった。
「人間退治しなければならない!」。店内がカオスのときに俺の脳内に妙な声が聞こえた。俺はこれから人間退治の旅に出ることにする。