完工式

完工式が行われた。背広を着たおっさん共が大量に現れた。背広を着たおっさんどもを見ると改めて自分が底辺バイトの一員だと再確認できて鬱になる。
おっさんども、永延とスピーチみたいなのを発しているのだが、マイクも無く、後ろの方で聞いてる俺の耳には全く聞こえてこない声量であった。県内の支部の偉い人の中には茶髪でちゃらちゃらしたアクセサリーをした人間もいた。やる気無くなってきた。
祝いの飯を食うのだが、それも背広のおっさんが先に食うわけで、われらバイト君たちは残ったものを食べるという序列ができておりまた鬱に。飯ぐらい対等に食わせろ。オープニングスタッフのほとんどは和気藹々としていた。俺は浮いており、実に心苦しい気分であった。
金曜日がオープン後初出勤になるが所詮時給激安の底辺バイトなので気楽にやろうと思う。