闇金ウシジマくん7巻「フリーターくん」

闇金ウシジマくん (7) (ビッグコミックス)
昼、消費者金融で金を借りる宇津井。
容姿はボサボサ頭で無精ひげを生やし、体はヒョロヒョロしている。
「今日は勝つ。勝つ気がする」
パチンコ店に向かう宇津井。
ヂャラララ…チャララーン…
「また負けた……クソッ」
空も暗くなり、家に戻る宇津井。
親の就寝を気にかけつつ、そっと部屋に。
「おーし!今日も宇津井サマの鬱ブログでブチまけるぜ!」
(ブログのタイトル)
「30代ダメ人間 鬱ブログ」
(ブログのサブタイトル)<親に寄生しながら人材派遣とスロッターで日銭を稼ぐダメ人間のつぶやき>
(この日のブログ)
今日は俺の誕生日。誰とも会話していない。(以下長すぎるので割愛。35歳フリーターであること、消費者金融から計215万借金してること、親との関係の悪さ、憔悴する日々について書かれている)。
翌日、人材派遣の肉体労働に挑む宇津井。
よほど体が華奢なのか、呼吸が荒い。
「おーい!ちゃんとやれよ、バイト!」などと社員らしき人間に言われる有様。
「はひっ!!」とへばる宇津井。
その後もフヒィなどとへばり、同じ派遣の十歳近く若い宮野に助けられる始末。
「よーし、いっぷくすっぺ。好きなの飲めーっ」
社員が飲み物を差し入れてくる。一番役立たずの宇津井が一番量の多いお茶を真っ先に掻っ攫って飲む。
すると
社員「お前、年齢いくつ?」
宇津井「え?」
宇津井「さっ…31……(本当は35。)」
社員「嘘!?俺とタメ!?」
宇津井「そーっスか。(年下かよ…)ハハハ…」
社員「おめーみてーの見てっと、イラつくンだよ!
   ハンパな仕事しやがってよォ!!フリーターだかなんだか知らねーが、
   税金納めてねー奴はよ、堂々と公道歩くんじゃねーよ!気分悪ィ!!」
仕事が終わり帰路を歩く宇津井と宮野。
宇津井「あーゆーガテン系の人ってヤダね。無神経だよ
    アホのくせにエラソーにしやがって!!
    どーせ酒とギャンブルと風俗しか頭にない下流だろ!!
    そー思わない?宮野くん!」
宮野「あんた、人生なめてない?」