多忙でございました

今日は地の獄でございました。ひっきりなしに客というクリーチャーが消えては現れ、死んだり生き返ったりしました。本当、勘弁して欲しいものです。体がもう言うこと利きません。私のたくましくない体では無理があります。人々は飯を食い、くつろぎ、やがて死にます。死ぬのは時間の問題ですが、この際、私の運ぶ飯が彼らの最後の昼餐になるように仕組みたかったものです。
私が辛いのはもうこの際いいです。ただ、女子には明らかにきついでしょう。ですが、思いのほか軽快に労働していたようにも見えます。むしろ私のほうが終盤は死にかけのカモシカのような動きでした。
もうバイトはいいです。自分がこのバイトを辞めればどうでもいいです。なぜバイトを11月一杯まで引き受けたのかは、店長のごり押しのせいです。某理系の大学が今の時期、「秋休み」という全くもって意味不明な休暇期間があるそうで、それのおかげで理系の連中が帰郷などという所作に出やがるのでメンバーが足りません状態なのです。それで白羽だか黒羽だかしりませんが矢がたったというわけです。しかしながら11月はとくに就職活動をする予定もないので、暇よりはバイトで金を稼いだ方がいいのでは、と思ったわけです。それにしても客来すぎです。ワーワーわめき散らす幼児やどうしようもないチンピラまがいなんてバイト以外では一切の興味関心を持ちたくも無いのに接客せざるを得ないこの状況。まったく愚かしいったらありゃあしない。