すり減ったコンバース

ホテルに入っておよそ1時間。ナイタイをじっと眺めては寝るを繰り返す。文字通り「休憩」だけして帰ろうかと思ったがそれはネタにもならない気がする。
結局、年上の人の方がいいだろうと思い、「○○女教師」という所に電話する。
尋ねられる。
教師はギャルっぽい170センチくらいの5歳年上。色気が敷き詰められており、たまらなく欲情した。
が、すごい喋りかけてくる。「緊張してる?」「緊張してる?」と何度も言われ、首肯するよりなかった。人と喋ること自体に不慣れなので緊張とかそういうのじゃなくて、どう喋ればいいか分からないという”戸惑い”が自分を支配していた。
ギャルっぽい女性とまともに喋ったことが無い自分。上手いこと呂律が回らない。鳥居みゆきみたいな喋りになってしまう。あのときを思い出す。小5,6のとき一日五時限の間、全く喋らずに帰宅していたことが多かったが、あのときのテンションに戻っていた。「はい」、「そうですか」の連発。
シャワー、風呂。ギンギンに勃起をしていたが、対話能力は勃起不全。性的なことになると一切合切、道化ができない。助けてくれ。それにしてもギャルっぽくて堪らない。刺青とかある。
そのうち、手コキ(手で扱くの意)とかフェラ(吸茎)だとかして頂くが快感3割、不快7割くらい。
射精できない。快感を感じられない。乳房を触ってるだけのときや抱きしめ合うときが堪らなく良かったりした。
まあ暴露するとどうも俺は元来、うつ伏せ自慰をしすぎたせいで通常の性交の動作における動きに興奮できない体になっていたらしい。
教師にオナニー直した方がいいよと深刻そうに言われる。途方に暮れる。
男性として、男性器として情けない。小六からうつ伏せしてたから姿勢をコンバートするのは至難だが、これからしっかり練習したい。結局、教師を目の前にしてオナニーして終了。
情けない童貞の旅は終わらない。