テレビを観ないこと

そりゃ人にはいろいろ考え方があるが、俺は幼少期からテレビ(特にバラエティー)を見すぎて単純作業の仕事に耐えられない性質になったと未だに思っている。
華やかな番組を見続けることによって、自分も華やかな仕事をしたいという思考が芽生える。この思考があらゆる芽をつぶす。新聞は文字が中心、ラジオは音だけ、ネットは情報の取捨選択が自由にできることを考えれば、生々しい映像である程度情報摂取を妥協してしてしまうテレビが一番の毒だと考えられる。
明石家さんまは好きだけど、「恋のから騒ぎ」はもう2年以上見ていないだろう。あの番組はトヨタがスポンサーで、以前まで一社提供をしていた。自動車絶望工場などでトヨタ期間工が死に物狂いで働いていることを知り、そんな彼らがピンはねされた金でスポンサー料を支払われた番組だと思うと見てられない。それも内容が激務の期間工と真逆とも言うべきか、おネェちゃんたちがペチャクチャと臆面もなく喋っているだけの番組。そんな利用される側と利用する側の図式が露骨に垣間見える番組を観てられるか?
ギャップに耐えられねーってこってすよ!居た堪れない。