忍び寄る雪塵のにほひ

猥画を見ていました。
卒論は月曜までに発表用のパワーポイントを作成して提出しなければならないのにこの男、自身に対し、地獄の愛撫(かといって天国の愛撫と言うものがあるとすればそれはもどかしいです)を続けているのです。
明日は雪が降るそうです。吹雪の奥から童貞の哀しい声が聞こえてくるのでしょうか。
携帯電話の履歴を見て背筋が凍る思いをしました。携帯電話の履歴と言うのはその人間の実人生の充実さを物語っていると言うのが世間の相場で(もちろん、携帯電話を所持しないタモリみたいな人間もいますので例外は多数ですが)、そう考えると例の取引以外のメールが全くなく、落ちぶれた記録ばかりが残っておるというのは甚だしく問題であり、自分は時として緊急用に使う以外は電話を使用する必要がないだろう、と決心して外出時以外は引き出しの奥にしまいこむことにしました。