題名の割には無限回廊に出てきそうなおどろおどろしい内容。
バイトも長続きせず、芸人の養成所も金を払っただけのビクついた主人公がヒーローショーのバイトでいろいろ巻き込まれてイカれたお話に。
若者の狂気やら鬱憤やらいろいろ表現され、現代のゴロつき描写がリアルでエロシーンも幾つか。
とりあえず人殺しはしてはいけませんな。
実家の鯛焼き屋で細々と暮らす←叫んでいたら石川はいなくなってた←友人を見殺しにしたから生きる資格なんてゼロだ云々と叫ぶ←石川がまたやってきて証拠隠滅のため、埋めにきたようだ←開放される←リンチ主犯である石川に連れまわされる←集団の暴力に屈してしまい、不本意ながらリンチに加担して友人を見殺しにする←行ってみたらリンチ集団が待っていた←友人の女性問題のもつれから金が貰えると期待する←何をするにも金が欲しい←M-1で優勝するなどと妄想して朽ちている←鈴木の退屈な日常
虚しい話だ。鈴木が得たものは生きること・死ぬことの濃さであったようだ。友人を見殺しにした過去を払拭するわけでもなく、非日常から日常に戻っていくこの過程に様々な葛藤が詰まっている。息苦しい映画だ。
元ネタ
Yahoo!映画-ヒーローショー
