肉の日

市街地はだるい。湿気を帯びた風を浴びて腐りかけてばかりだ。
朝、昨日買ったケンタッキーのチキンを頬張るという贅沢な楽しみを終えて車で会社へ。
疲れた内容は割愛します。
眠気に腹痛に襲われた仕事が終わり、事務室に佇んでると上司が仕事の愚痴を始めとする話を始める。
帰りたくなったが、ずるずる居座ってみた。仕事帰りに特に用事がなく、たそがれに帰る必要もないと思い、上司の話を聞き続けてみたが、事務室の居心地の悪さには参った。
三十歳前後で転職する者が多い会社だとは分かった。
たまにやってくる上司による説教。たった一言の真意を話すためにずるずると雰囲気だけの脂肪部分の話をされることに疲労を感じる。頭脳が空っぽになっている。肉をかじりたい