忘年会2010

部署の呑み会。大衆居酒屋にて相変わらずの団塊チャージ(喋れ、飲め、恥を掻け、の団塊三原則を吹きかけられる)。
テーブルには鍋や刺身、フライ盛り、焼きそばなどが並び、生ビールを飲み、毎日の仕事談義やら昔の内輪ネタで盛り上がっているようだが、その輪に入っていけそうに無い。合間合間に嘱託のG氏によってビールを呑め呑めと指導されるが、ジョッキ3杯以降は無視した。わいわいがやがやした場では目を閉じている方がずっと気が紛れる。
彼らから見れば私は病んだ人間に見えるのだろう。おそらく魅力が意外性以外はないと思われている。酒が弱い。自分の限界地点を理解してない。
道端で倒れるくらい呑めというが、臆病な私には無理な話だ。私は人の態度云々よりもその態度に対する自分の対応に全てを賭けている。自分の方向性にあった対応ができたときはこの上ない喜びを感じる。私は今日も酔っているふりをした。正確に言うと実際に酔っていたが、それよりもさらに酔っている自分を演技した。彼らに素を見せないためだ。
私は意志を持たない怠惰な人間のように思われているようで、やはりG氏に言われたのが「なぜ会社に来ているのか」ということであった。そりゃ私も乞食願望が無いわけではない。答えは惰性だ。この惰性というパワーは神々しい。
飯を食べ、呑んで、その場は終わった。相変わらず「自信」、「図々しさ」、「ずるさ」の三本柱がこの社会で渡っていくにあたり必要なものであると確信し、失望した。