カイジを久々に読む

最近は漫画を読む暇も気力もなかったが、ようやく一休みすることができて、部屋の奥底にしまって、すっかり日焼けしたカイジのコミックを読み返す。やはり面白いし、ためになる。

野茂・羽生・イチローは勝ったから認められており負けていたら認められないとか、大人は質問に答えたりはしないとか、これは本当にそうだと思う。
譲渡できたのにカードを便器に破棄して失格した人間を見ると、無知は罪と分かる。生活保護を受給するやり方を知らずに心中する人間を思い出す。


まあ良作だ。
安藤が糞過ぎるのと古畑はよくいる屑タイプ、佐原が橋で死ぬには惜しいキャラだったのと石田のキャラが変わり過ぎということが印象に残る。スピンオフ漫画で利根川とハンチョウはやってたけど、古畑や安藤や船井やパー買い占め派の茶髪のその後を知りたいものだ。

カイジに関しては初期の「限定じゃんけん」編が秀逸過ぎて他はあまり読み返す気にならなかった。

Amazonの購入履歴を見ると2007年4月にカイジ賭博黙示録を購入しており、初見から15年も経ってることに愕然とする。
2007年4月といえば地元のFランク大学に3年次編入した頃で、並行してLというコンビニのバイトを店長と揉めてさっさと辞めた頃だ。感情的になって辞めたのはカイジに触発されていたのかもしれない。


未だに若者は新聞を読め、とはよく言うがカイジを読めと言いたい。
今日も新聞を読んだところでタメにもならなかった。新聞のスポンサーの地元のブラック小売会社の入社式の模様がでかでかと取り上げられて、にこやかに数百人の新入社員が収まっていた。どうせ3年で半分は消えているだろう。
こんな綺麗事の媒体に真実は載らないのだ。