暑い休日

バイト休み。図書館に行った。図書館の卓上には「持ち込み厳禁」と書かれていた。図書館にあるもの以外で自習のできない図書館。恐るべし。そのことで女とその一味が図書館のおっさんと喧嘩していた。
女「何で自習しては駄目なんですか!?」
おっさん「新しい図書館ではそういう決まりなんですよ」
女の一味「べ、別にいいじゃないっすか」
おっさん「自習するなら他の図書館行ってくれませんか?」
女「意味分からん。もうここでは本を借りない!!バシッ!(←物を叩きつける音)」
などと口論が起きていた。
本を読むことにした。某内向的人間のサークルのホームページで紹介されていた「二十歳の原点」という本。二十歳で鉄道自殺をした人で学生運動にも参加していたという一女学生の日記であった。「独りであること、未熟であること、これが私の二十歳の原点である」という内容で、人間関係、恋愛のこと、孤独であること、社会に対すること、生きる意味などに対する葛藤が書かれている。
自分は20歳なのだが、この本も20歳の人が書いていることに驚いた。それほど自分にとって難しい本だった。まず学生運動がピンとこない。昭和四十四年の20歳だから親と同じ世代だ。
図書館を出て、自転車を漕いで外を適当に徘徊。やはり人が多い。休日に市の中心に行くのはきつい。
その後、突如、川原にいった。川原にはおっさんが一人で歩いている光景をよく目にする。