逃げ腰

野牛、いや、野球を観に行こうとしたのですが、引き返しました。
暇つぶしになるかと思い、闇雲に野球場の駐車場入り口まで行ったのですが、駐車場の誘導をしている坊主たちを見ていると急に戦慄を覚え(誘導者、チケット売り、チケットもぎり、他の観客と一瞬だけれども接する必要があると思うと居た堪れなくなり)、引き返しました。自分の小心もいよいよここまできたかと狼狽しました。確かに今日は人と接する気力が全くなかったのかもしれませんが、それにしてもここまで自分は人と接することに嫌悪を覚えるのかと思い、失望する有様です。
そして、自分は車に乗って運転していると若い女性を視姦し、どんな乳房をしているのだろうか、とか、どんな下穿きを履いているのか、だとか大変変態的なことを頭に浮かべ、それは、実に品性下劣で、赤い猿のような沸々とした性欲があり、そんな目で女性を見ていることを客観視すると、酷く愚かしい気持ちになり、やはり自分は危険であると危惧する有様です。欲情的な女性を見るやいなや自分は「付き合ってくれ〜」と女性に叫びたい気持ちですが、それは10割の変質者のやることで、自分は四の五の言わず、車を降りて散歩をしながら今週三回目のカレーを食べに行きました。