憂メイト再び

午前中から漫画喫茶でうだうだと過ごした後(スーツを着たおっさんが漫喫にいる光景は何回見ても違和感を感じざるを得ない)、郵便局に行った。
2006年年末以来、実に2年ぶりに短期憂メイトに申し込んだ。
前回は深夜勤で心身を弱らせてしまったので今回は健康的に午前勤務希望にしといたが、今回は前のときのようにでかい局でなく、家の近くの郵便局で申し込んだわけなので、高校生が優先されたりするらしく、一般の俺は内務と外務の両方の希望を出さざるを得なかった。勤務希望日は全日に丸を付けといた。交通費は出ない。簡単な説明を受け、簡単な面接をしただけだ。
冷え込むと腹が減りやすい。突如として豚生姜焼き定食を食べたいという衝動が起こった。それは有無を言わさぬ食欲からの脳内要請だった。
吉野家。なぜか定食でなく、俺は豚丼とみそ汁をほお張っていた。実に入店してから店員がオーダーを聞きにくるまでの数十秒、いや、数秒の間で豚生姜焼き定食のデメリットが次々と思い浮かび(運動もしてない小食の俺が果たして定食を完食できるだろうか…? 生姜焼きは甘ったるい、マヨネーズは肌に悪い)、あっさりとはや自分の脳内要請を駆逐し、豚丼とみそ汁を頼んだのだ。
食欲の秋、性欲の飽き、道端の落ち葉のように枯れ果てるまで俺は動き回らなければならない。来週からは電話系の短期バイトをする。卒論はほったらかしだ。