盆が明けて

インターネットカフェ、ア〇レシオ鍵付き部屋より更新。

 

いよいよ疲れ溜まり、気力持たず、溜まらず仕事がしんどい転職するかもしれませんと盆前に上司に相談。いずれにしても慌てずにゆっくり考えてほしいといわれる。

盆は四歳の子供と遊んだ。疲れを知らない子供と連日遊び、身体がつかれた。妻実家でバーベキューをした、テレビで高校野球を見た。

火垂るの墓』が今年も地上波で放送されなかった。どうも視聴率が悪いからやらなさそうだ。となりのトトロは今度やるというのに。24時間テレビはやらなくていいから代わりに流してほしい。

そういえば主人公の節子は四歳だった。小学生のころから二回ほど見た記憶があるが、部分的にしか見ていない。空襲による全身火傷で母親を亡くした清太と節子が段階的に朽ちていく描写が生々しくて救いようのない話なのでこれまで全編見る気もなかったが、今後日本中で大災害が起きて社会の状況に対応できずに堕ちていくことがないこともないので教訓として見てみたくなったので原作の方を取り寄せて読んだ。野坂昭如氏の文章はエッセイは読んだことはあるが、小説を読んだことはなかった(ほかに田中角栄に選挙で挑んで負ける、大島渚と殴り合い、バラエティで浜田雅功と殴り合ってた印象)。なるほど独特の癖の強い文体だが自分には読みやすい。『火垂るの墓』は分量が少なく、短編の一部に過ぎなかったことを知る。やはり野菜泥棒と、小母さんに小言を言われまくったからと家を飛び出してしまうのはまずかった。どのような状況でも法律を守れなくなるといよいよ人として終わる。自分一人ならまだしも幼い妹も巻き込むとなると家出ではなく、心中になってしまう。兄と妹でなく、姉と弟又は姉と妹なら乗り切れただろう。また、清太でなくはだしのゲンなら乗り切れただろう。いずれにしろたった十四歳の清太を責める気にはならない。戦争だけが悪い。

今後、大災害が起きて自分と子供と二人になったらどうするだろう。子供を生かすことしか考えられないだろう。

居心地が悪いと反射的に逃げ出したくもなるが、まずは逃げた後のことを考えなくてはならない。まさに今の自分の仕事がそのような感じで教訓となった。

そして飯を食えること、家があること、家族がいること、病院に行けることすべてがありがたいと思える。

 

盆が明けて、自販機補充の仕事はまた落ちた。八か月前に受けた同じ会社で二回とも書類選考は通過したが二回とも一次面接で落ちた。明日は有休を取ってゴミ会社の説明会に行く。

疲れている。何もしたくないが、しなくてはならない。