バイト…。昨日8時間働いてなんかもう終わった感が体中にうごめいてまったくテンションが上がらない。
高学歴店長の野郎はがめつい野郎だからいちいち詮索してくる。「今日元気ないですねー」「恋でもしてるんですか」「大丈夫ですか」などと。いけしゃあしゃあと良く喋る野郎だ。朝清掃のときは高学歴とパートの人が永延と恋愛話をして、バツが悪そうに俺はたんたんと掃除をこなしていた。で、途中で話を振られる。
パートの人「konrinzaiくんは好きな人いるの?ひょっとして高校生の奈留美さんとか?」
自分「えー…あーそうですね、奈留美さんは可愛い娘ですね。でも僕にはもったいないでしょう」
パートの人「タイプとかあるの?」
自分「ありませんよ。綺麗な人じゃなくてもいいです」
などという会話をした。居た堪れなかった。
営業時間を迎えるが、ちょっとしたミスをしてしまって高学歴に「ちょっとkonrinzaiさん、これどういうこと?」と。今日の高学歴は高圧的な態度がありありとしていた。おそらく朝からテンション低そうにしてるのが気に入らなかったのだろう。しかし「ああそうですか」などと無表情で適当にあしらう。
で、そのうち俺の作業のスピードが遅いだの言ってきてしまいには
高学歴「konrinzaiさん、怒ってるの!?」
これだよこれ。どうやら文句を無視し続けるとこういう常套句が返ってくる法則があるらしい。怒る気にもならない。だってテンションが上がらないのだから。
「怒っていませんよ」
こう言ったけどさ、もう「怒ってるの!?」と聞かれた時点で俺は怒ってるってことになってるも同然なんだよ。「怒ってるの!?」、「笑ってんの!?」、「泣いてんの!?」ってセリフは人の感情を弄ぶようなセリフだ。
さすがに金を貰っているという自負心からピークくらいから本気度を上げた。
まあバイトを辞めるときに嫌なイメージを持った状態で辞めた方が気持ちを切り替えやすいだろう。
ったくこんな時期にテレビで放映すんじゃねえよ。客がうぜええええ、。うぜえってレベルじゃない。くせえ。
とにかく明日で終わる。