フラストレーション

 週明けの月曜は朝から会議。部署の皆が何を喋っているか、金輪(かなわ)には九割九分意味が分からない。とある消耗資材の営業業務。異動して四カ月経つが、知識も経験も異動して一週間レベルのまま平行に推移している。

 まず、部長の立浪(仮名)は無愛想なので殆ど会話をしたことがない。次長の古田(仮名)とは会えば話すがなかなか会う機会がない。課長の新井(仮名)は直属の上司だが今の処、殆ど同行していない。

 毎日の予定すら立てられない金輪は研修が無ければ常に手持ち無沙汰にしているだけである。仕事の携帯電話にまるで着信はなく、火曜日は適当に客先の家の周りだけ行って、昼飯を食べたら白昼堂々とネットカフェに行き、マイ○ビで求人応募を行い、会社に戻って定時を過ぎて退社し、製造品会社の面接に挑んだが、常に繁忙期なのと、夜勤がきつそうなので説明を聞いた時点で辞退した。

 明日は水曜日。人生に疲れてきた。如何にくだらないことに反応しないか、それが鍵だと思う。