映像散歩

NHKで未明に放送されてる映像散歩。一昔前の日本の風景にシンクロして一昔前に流行っていた曲がひたすら流れるという番組。懐古趣味の人には都合の良い番組なんでしょう。
今回は80年代バージョンなので物心も無い時期、全く懐かしいという感じがしない。懐かしさゼロ。バブル期で日本がはしゃいでいる時期の映像を見るとむず痒い気分になる…。私の価値観が異常なのか知りませんが、バブル期のディスコ通いの若者は今のネッ○カフェ難民よりも悲惨に見えます。なんというかバブリィーな若者は一見生き生きしているかに見えますが、私には踊らされてる腑抜けたマネキン人形に見えます。
しかし、バブルが弾けるなんて誰も思ってもいない、終わりがないと思っているからこそあれだけ浮かれていたわけですし、マルチまがい商法が存在してるのもうまい話を鵜呑みするからこそ。とどのつまりがうまい話はとことんあり得るはずがないのに信じてしまう人間がいつもいるということである。今日もパチンコの広告がバンバン入っている。
映像散歩だけでなく昔の映像を見ていつも考えるのは、この頃の赤子は二十代になり、この頃の眉毛の太いひたすらはしゃいでいる若者は家計に苦しんでいる中年になっているのだろうか…、中年は老人になり、老人は死に…、といったことを考えたりしてしまいニヒリスティックになってくる。
ただ一切は過ぎて行きます。