DARUI

昼休み、コンビニに行くと何を買うべきなのか全く分からず、自分にフィットする食品の類がまるで浮かばず、他の客はおもむろにパンやおにぎり、弁当などを取っていくが、自分には欲望などまるでなく、しかし腹が減っては仕事に支障が出ると、「ファミチキ揚げたてです」なぞという店員の掛け声に乗り移られるようにファミチキを購入し、小汚い車内で貪り食い、午後の仕事を勤しむわけだが、監視がいるわけでもなく、たった独りであらゆる場所の機械の点検をしているので、楽といえば楽なのであるが、かといって派手な色の社用車を乗り回しており、さらに日頃小心が高じているために羽目を外すわけにもいかず、適度に仕事をしたと思ったら適当な場所で一休みし、二休みし、文字通り時間を潰したりして会社に戻っていくわけである。だるい。