子供が夜の散歩をせがむので抱っこして夜道を歩きながらいろんなことを思い出す。
19才で関東のY県にいた頃、クリスマスに予定がないので夜一人で、無目的に相模原まで電車で行き、無目的に徘徊していたことを思い出す。
20才の頃、フリーターでラーメン店で朝の掃除をしていると、俺は無目的に毎日毎日何をやっているんだろうと思っていたことを思い出す。
いつの自分にも闇がある。
夜の星空をぼんやりと眺める子供にもいずれ闇を感じることがあろう。
けれども人生とはそんなものである。
生活とは何ですか。
太宰治の作品より答えを書く。
「わびしさを堪える事です」